腰痛について

人間の腰は元々構造的に腰痛を起こしやすく、原因もはっきりしにくいとされています。

人間の背骨は7個の頸椎・12個の胸椎・5個の腰椎、そしてその下の仙骨・尾骨があります。体を支えるためには土台となる骨盤、土台から伸びて身体を支える背骨の役割が重要です。体の曲げ伸ばしなどをスムーズに行い、体に掛かる重力を逃がすために背骨はS字を描くような形になっています。

しかし、デスクワークで長時間座り姿勢、スマホやパソコン操作で猫背が続くと背骨の反りがなくなっていきます。
その結果、頭が前に出るストレートネックの姿勢になり、腰椎の負担が掛かるようになるのです。
腰は人体の中央であり、動作の中心になる部位です。

腰椎への負担が大きくなると動作にも支障が現われ、腰痛へと繋がっていきます。
骨折や腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症のように明確な原因のある特異的腰痛もあれば、検査でも原因がはっきりしない非特異的腰痛もあります。
非特異的腰痛は腰痛全体の85%を占めており、病院や整形外科では具体的な治療法がありません。

そのため、多くの方は整形外科でも痛み止めや湿布の処方しかされず、長年腰痛を我慢しながら過ごしています。

　腰痛の４つのタイプ

当院を訪れる患者様も、姿勢の悪さや同じ動作の繰り返しによる非特異的腰痛の方が多数です。
非特異的腰痛にはいくつかのタイプがあり、大きく4つあります。

まず筋肉が原因で起こる腰痛は、スポーツや仕事での筋肉の使い過ぎ、同じ姿勢で過ごすことにより生じます。
筋肉の緊張によって血流が低下し、硬くなった筋肉を中心に痛みが起こるタイプです。
筋肉をほぐすことで改善しやすく、整体施術が効果的です。

前屈で生じる腰痛は、背骨の椎間にある椎間板に異常があり、前屈みにあると椎間板が圧迫されて痛みを生じます。
デスクワークの多くて背中の筋力の弱い方、猫背の方に多いタイプです。
椎間板はマッサージのような揉みほぐしだけでは改善できず、整体施術で椎間板に掛かっている圧力を逃がしてあげる必要があります。

次にのけぞりで生じる腰痛ですが、洗濯物を干す動作や電車・バスのつり革を掴む、荷物を持つなど、のけぞり姿勢で生じるタイプです。
前屈で生じる腰痛と同じく椎間板に異常が生じることで痛みを生じ、妊娠中の女性や腹筋の弱い方が起こしやすい腰痛です。整体施術で骨格・筋肉の負担を改善し、椎間板にかかる圧力を取り除いてあげる必要があります。

最後は産後に起こる腰痛で、妊娠中のホルモンの影響で緩んだ靭帯と関節に炎症を生じて痛みが出るタイプです。
この腰痛も整体施術が効果的で、骨盤の開きを改善することで改善できます。

非特異的腰痛は整体による施術が有効な腰痛が多いですから、原因がわからない腰痛はカーム整骨院までご相談ください。